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オーナー: K様

リノベーションをしようと思ったきっかけやタイミングは？

1996年から住みはじめ27~28年経とうとしていて、大規模修繕も2回ほど経験しました。築年数の経過による建物や設備機器の老朽化に加え、子どもも独立しライフスタイルに変化もあったので、自分たちの希望を叶える住まいにしたいとリノベーションを決意しました。

リノキューブとの出会いは？

まず最初に巷に出ているリノベーション経験者が書いている本を家族で読んで、リノベーションの流れや大事なポイントなどを自分たちなりに勉強しました。その後、リノベーション協議会という団体を知り、その中に参加している中から名古屋市内の会社をいくつかピックアップし、同時に設計（プランニング）と見積もりも含めてをお願いしました。設計料を取るところ取らないところもあるし、各社さんの考え方が色々あって結構勉強になりました。

リノキューブに決めていただいた理由は？

実は3つほどあって、まずはこの計画をスタートする際に家族と一緒に「リノベーションの構想要望書」みたいなのを A4 の紙 2〜3枚に書いたんです。設備の老朽のことや断熱、細かいテイストも含めて色々と書いたんですが、それを一番読み込んでくれていると感じたんです。2つ目は住宅の機能をよく見てくれているなと感じたところ。排水とか換気の経路もできるだけ短い方が良いじゃないですか、そういったことをよく理解されているなと。3つ目は現場見学会にも何度か参加したんですが、設計、施工管理の担当者と現場で作業をする職人さんたちとよくコミュニケーションしているなっていう感じがなんとなくしたんです。そういうことをトータルで見るとリノキューブさんかなって感じでした。

新たな住まいで実現したかったこと、譲れなかったことは？

機能的には北側の部屋がとても寒いので、断熱性能をしっかり上げたいこと。子どもも大きくなりみんな大人だから、家族各々の個室の確保と防音性能の向上でプライベートの確保がしたいこと。せっかく見栄えの良い空間になっても雨の日に洗濯物がかかっていたりしたらもったいないので、部屋干しをしなくて良い充実したランドリールーム。あと、無駄に廊下で面積を取られたくないと考えていたところ、その希望を組んでくれたのが玄関収納というアイデアでした。

お打ち合わせや工事中の思い出は？

事前に「リノベーションの構想要望書」を渡したうえで進めていたので、間取りやテイスト、素材に至る所まで希望を考慮してくれていたこともあって、結構すんなりと淡々と決めることができたと思っています。工事が始まってからですが、アイランドキッチンの天板に縦管が干渉するので、どこか一部を切り欠く必要があったんです。私は一番短いリビング側を切り欠くと思っていましたが、設計者はキッチン側を切り欠くという。少し議論になってね、でも短い方は少し切るだけでも切り替えた線がはっきり見えてしまうが、逆にキッチン側はコーヒーメーカーを置くからほとんど見えない。仮付けしたときに「あ、やっぱりプロの言うことは聞かないとな。」と思いました。

住まいの中でお気に入りのポイントは？

リビングと一体となって寸法までこだわった開放感あるキッチン。機能性が充実したランドリールーム。玄関収納の有孔ボード。リビング天井のコーニス照明。あとは細かいところだけど、建具と家具の線を揃えたところやクロスの細かい仕上がりみたいなところですね。

これからリノベーションをされる方へに、ひと言！

自分のそもそもの目的は何かっていうのをはっきりさせて、家族と一緒に1回紙に書いてみるのがいいと。それはリノベーションをする上での骨格の部分もあるし、テイストの部分もあるし、細かい部分もあるかもしれないけど書いてみて、守るべきところと任せるべきところを設計者とちゃんと相談をすると満足行くんじゃないですかね。それ自体を例えばちょっと労力がかかって大変でもやっておくと、出来上がった時の満足感が違うんだろうなって気はしますね。