豊かな住まい

先週末は、T様邸のお引渡しでした。
遊び心あふれる住まいで、それぞれのアイテムが納まる度に楽しい気持ちになります。

まず、畳コーナー。

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黒い畳です。

採用するのに勇気の要るアイテムだと思いますが、全体ともマッチしていて良いアクセントになってます。

そして、書斎。

数多くの書物を所有されているとのことでしたので、可能な限り本棚を計画しました。

所有する書物のサイズも計測していただいたため、背の高さと奥行きを微妙に変えています。

細かな作業の連続でしたが、実現してくれた大工に感謝感謝です。

さらに、リビング。

ダンスフロアさながらのミラー貼。

趣味がダンスであったり、鏡が好きというパーソナリティから、リビング中心に大胆に採用してます。

奥の部屋を仕切るための間仕切り扉はこんな感じです。

これまた鏡。(反射して少しわかりづらいですが)

やり切ってますね。

住宅の豊かさは、物理的な大きさ(広さ)や素材のランクによるイメージが大きいと思いますが、そこだけを基準にしてしまうと当然上には上がいますし、判断基準が曖昧でなんとなく中途半端になってしまう可能性が高いと思います。

「自分たちにしか住めない住まいをつくろう!」くらいの気持ちで、楽しんでつくった住まいは、やっぱり楽しい住まいになるはずです。

そんな遊び心のある住まいこそ本質的に豊かな住まいではないか、と改めて感じました。